20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)

大学生Photo: Adobe Stock

 ほとんどの学部は、JR広島駅から在来線で約40分かかる西条駅から、さらにバスで20分走った場所にある「東広島キャンパス」に集まる。一部学部は広島市内にあり、医・歯・薬学部が「霞キャンパス」、法学部と経済学部夜間主コースが「東千田キャンパス」と、学部割れしている。

東広島キャンパス

 南北1.5キロ、250ヘクタールと屈指の広さを誇る。学部ごとに建物の趣も異なり、単科大学が一堂に会した様相。故丹下健三の設計による堂々とした中央図書館は、特殊なコレクションなども充実。

 国際交流拠点施設ミライクリエが、2021年11月に開設。最寄りの西条駅からも歩けない距離なので、大学近くに下宿しての自転車通学が多い。

霞キャンパス

 広島大学病院も隣接する、別名「広島医科大学」。こぢんまりしているが必要なものは一通りそろっている。図書館は数年前から24時間開館を実施。

 以前は医・歯・薬学部の学生も教養課程で東広島キャンパスを訪れる機会があったが、全課程が霞キャンパスで完結するようになって、両キャンパス間の交流は激減。一方で、霞に集合する医・歯・薬学部間の交流はそれなりに深く、1年次に合同の実習が行われるほか、サークルでの交流も多い。

東千田キャンパス

 2023年4月から法学部昼間コースと大学院が移転。法科大学院との連携や立地を活かして地元企業・行政との連携を図る目的。市内電車の電停も近く、アクセスは抜群。