中国籍の船舶が今年、2本の海底ケーブルを切断し、台湾の一部がインターネットから遮断された。中国と紛争が発生した場合、台湾の通信ネットワークが大きな脅威にさらされかねないことを如実に思い知らせる出来事になった。台湾は現在、ウクライナを手本に通信システムを強化しようとしている。台湾のデジタル通信は海底ケーブルに依存しており、その全てが本島の四つの地点のいずれかで陸揚げされている。それらの地点は公開されており、標的にされやすい状態にある。ウクライナは、ロシアの猛攻に遭いながらも、衛星を利用することで高速インターネットへの接続を維持し、効果的に抵抗を組織するとともに、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が絶えず軍事支援の拡大を生配信で訴えられるようにしている。