米国では今年に入り、金利上昇やインフレ圧力に対する懸念をよそに、自動車販売店に多くの客が押し寄せている。2023年上半期の新車販売台数は12~14%増加し、伸びが昨年末時点の業界予測を大幅に上回ったとみられている。韓国の起亜、日産自動車、ホンダといった一部の自動車メーカーがこの数日に発表した上半期の販売台数は好調だった。米フォード・モーターは6日に販売台数を発表する予定だ。米電気自動車(EV)メーカーのテスラとリビアン・オートモーティブは今週、4-6月期(第2四半期)の世界納車台数が予想を上回ったと発表し、両社の株高につながった。自動車販売店や業界幹部らは販売好調の一因として消費者の繰り越し需要を挙げている。消費者はこの3年間、在庫不足によって選択肢が狭まり価格も上昇する中で様子見を続けてきた。
米自動車販売が快走、低調予想を吹き飛ばす
上半期の新車販売台数は12~14%増加
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