東京理科大学の大学生だったとき、夏休みの暇つぶしで突如「そうだ、投資をしよう!」と思い立った。証券口座を開設して、家庭教師のアルバイトで稼いだ貯金をほぼ全額投入。知識ゼロ・経験ゼロの状態から投資をしてみたものの、わずか2週間で全額、溶かしてしまった……。そこで投資を諦めず、本腰を入れて勉強。ベンチャー企業に入社してから本領を発揮して、1銘柄だけでも億単位のリターン(売却益)を得るなどして、入社4年で独立。そこで得た投資の最終結論は、常識の真逆をいく「小型株集中投資」という手法だった。その投資法を1問1答のクイズ形式で楽しみながら学べる『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)の著者が、アマチュアだからこそプロに勝てる“儲かる株の見つけ方”を基礎の基礎から応用まで解説する。
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。
常識を覆す投資法が大反響
シリーズ10万部を突破するベストセラーとなった拙著『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』は、これまでの一般常識を覆すような投資法で、読者のみなさまから大きな反響をいただきました。
トヨタ自動車やソニーグループのような「大型株」とは違い、まだ知名度も経営規模も小さめな「小型株」は、投資リスクが高いとされています。
その小型株に集中投資することを指南した拙著は、読者のみなさまにとっては、とても新鮮だったようです。
夏休みの“暇つぶし”で
FXをやってみた
私は1987年生まれの35歳(2023年7月現在)ですが、東京理科大学に通う大学生だった頃、夏休みの“暇つぶし”として投資をはじめました。
当時は投資についての知識は、ほぼゼロ。せいぜい映画やテレビドラマで証券マンが出てくるシーンをみたことがあるくらいでした。
そんな状態にもかかわらず、塾講師のアルバイトをして貯めたなけなしのお金を、FX(外国為替証拠金取引)に“ほぼ全額投資”しました。
知識ゼロからの投資で
バイト代全額を失った
証券口座を開設して入金し、株式投資にもFXにもまったくの無知ながら、米ドルのトレードをしてみたのです。
百聞は一見にしかず(聞くより、実際にみるべきである)のさらに先をいく、百考は一行にしかず(考えるより、行動するべきである)を実践したのです。
しかし、たった2週間で、ものの見事に全額を失ってしまいました……。
塾講師のアルバイトで
タネ銭集めから再出発
そこで投資を諦めなかったのが現在につながっているのですが、「さすがに知識ゼロは甘かった……」と反省し、次からは株式投資に照準を合わせて、本や雑誌を買って基礎の基礎から勉強したのです。
そして、再チャレンジをするため、塾講師のアルバイトをして株式投資のタネ銭を貯めました。【次回へ続く】
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。