株式の強気相場は今年これまでのところ、ファンド投資家に堅実な利益への道を切り開いてくれている。S&P500種株価指数は6月、直近安値から20%上昇すれば強気相場入りという定義に合致し、新たな強気相場に入った。アマゾン・ドット・コムや電気自動車(EV)メーカーのテスラ、半導体メーカーのエヌビディアなど、幾つかの大型ハイテク株が相場の急騰をけん引した。つまり、ごく一部の大型株が主導する市場だが、これはミューチュアルファンドや上場投資信託(ETF)の投資家にとっては全体的な利益を意味する。リフィニティブ・リッパーのデータによると、平均的な米株式ファンドは4-6月期に6.3%上昇し、年初来上昇率は12.4%となった。特に大型ハイテク株で主に構成される大型成長株ファンドは4-6月期に12.3%上昇し、年初来の上昇率は27.7%に達した。
米株式ファンド、年初来12.4%上昇
有料会員限定
あなたにおすすめ