株式の強気相場は今年これまでのところ、ファンド投資家に堅実な利益への道を切り開いてくれている。  S&P500種株価指数は6月、直近安値から20%上昇すれば強気相場入りという定義に合致し、新たな強気相場に入った。アマゾン・ドット・コムや電気自動車(EV)メーカーのテスラ、半導体メーカーのエヌビディアなど、幾つかの大型ハイテク株が相場の急騰をけん引した。  つまり、ごく一部の大型株が主導する市場だが、これはミューチュアルファンドや上場投資信託(ETF)の投資家にとっては全体的な利益を意味する。