人手不足で空前の売り手市場ともいわれる就活戦線。人材獲得に力を入れる企業側の動きはもちろん、学生に人気がある企業がどこなのかにも注目が集まっている。教育系YouTuberで個別指導塾「CASTDICE」の塾長でもある小林尚さんが、自身のYouTubeチャンネル「コバショー【CASTDICE塾長】」で、早大生・慶大生が選ぶ注目企業ランキングについて分析した。
早慶の就活生が注目する企業は共通
動画内で小林さんが紹介しているのは、ダイヤモンド・オンラインが公開した『早大生・慶大生が選ぶ、就職注目企業ランキング2023!早慶共通の1位は?』という記事。
オープンワーク株式会社の調査結果を元にしており、2024年卒の早大生・慶大生が選ぶ企業の特徴を分析している。
ランキング結果は、以下の通りだ。
<早大生の就職注目企業ランキング>
1位 アクセンチュア株式会社
2位 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
3位 株式会社野村総合研究所
4位 株式会社ベイカレント・コンサルティング
5位 レバレジーズ株式会社
<慶大生の就職注目企業ランキング>
1位 アクセンチュア株式会社
2位 PwC コンサルティング合同会社
3位 株式会社ベイカレント・コンサルティング
4位 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
4位 株式会社野村総合研究所
早慶共通の1位に輝いたのは、アクセンチュア。エヌ・ティ・ティ・データや野村総研、ベイカレント・コンサルティングも双方のランキングに顔を出しており、よく似た結果となっている。
※ランキングの完全版は
早大生・慶大生が選ぶ、就職注目企業ランキング2023【ベスト20・完全版】
で確認できる。
コンサルティング業界やIT業界をはじめ、ランキング上位の企業に共通しているのは「20代の成長環境」に対する社員の評価が高いことだという。
記事の内容を踏まえ、小林さんが注目してほしいと語るのが、「実際の就職先のデータ」だ。
今回のランキングはあくまでも学生の関心の高さを表したもので、実際の就職先のデータとは異なる。当然ながら、行きたいと思った学生全員が志望企業に入社できるわけではない。
また、小林さんは「世の中全体の人気企業というのは、実はちょっと時代遅れ」と指摘する。どういうことか?