大学受験の天王山である夏が迫るなか、夏期講習選びに頭を悩ませている受験生もいるのでは? 教育系YouTuberで個別指導塾「CASTDICE」の塾長でもある小林尚さんが、YouTubeチャンネル「コバショー【CASTDICE塾長】」で、夏期講習選びの注意点を解説した。
科目に偏りはない?全体のバランスが重要
小林尚さんによれば、夏期講習選びで大切なポイントは3つ。
(1)広い視野で夏期講習を判断する
(2)講習の種類を判断する
(3)本番レベルの問題に触れる
(1)に関しては、個々の講座だけを見て必要・不要を判断するのではなく、夏期講習全体を俯瞰した時のバランスが重要だ。
たとえば、英語と数学は重要科目だから受講するが、理科はまだ基礎段階で夏期講習を受けるレベルまで達していない――と考え、受講を見送ったケースを考えてみよう。
小林さんはこう話す。
「共通テストの模擬試験の点数などを冷静に見てほしい。もしかしたら、伸ばさないといないのは理科かもしれません」
「英語と算数はそれなりに点数が取れている。勉強が進んでいる科目ほど理解も深いので、講習でこれだけ点数が伸びそうだと判断できるかもしれない」
「これはあくまで一例だが、判断できない科目ほどそもそもレベルが低いわけだから、プラスαで学習した方がいい可能性もある」