夫と死別した年収276万円60歳女性、シングルマザー36歳娘の浪費に苦悩…老後は大丈夫?写真はイメージです Photo:PIXTA

シングルマザー36歳娘の
「浪費癖」に苦悩

 今回の相談は、シングルマザーの娘さん一家と同居する60歳女性・Mさんからです。

 Mさんはご主人を亡くしており、現在は遺族厚生年金を受け取りつつ、シニア向けアルバイトに従事しながら生活しています。

 ですが、同居中の娘さんは自身の給料を美容につぎ込んでしまい、お金を家に入れてくれないといいます。それどころか、お孫さん二人の習い事の月謝などもMさんが援助している状況です。

 耐えかねたMさんは、近くにワンルームマンションを買って一人暮らしを始めたいとお考えですが、購入する時期はいつが最適なのかお悩みです。

【家族構成とそれぞれの年齢】
・Mさん:60歳女性(シニア向けアルバイトに従事)
・娘:36歳(シングルマザー、現在同居中)
・孫2人:5歳(幼稚園年長)と3歳(年少)

【世帯収入(年間)】
・Mさん:276万円
※毎月の収入は、遺族厚生年金15万円とシニアバイト8万円の計23万円

・娘:486万円(給与450万円+シングルマザー手当36万円)
※毎月の収入は相談者と同じく23万円だが、ボーナスあり。シングルマザー手当は月3万円

※合計762万円

【月間支出 ※娘の美容代などは除く】
・食費:5万円
・レジャー、衣服、愛犬の餌やトリミング代:5万円
・マンションの管理費・修繕積立金:4万円
・光熱費、通信費:3万円
・ガソリン代や駐車場、洗車など車の維持費:2万円
・保険(掛け捨て医療保険、学資保険):1万5000円
・医療費:1万円
・孫の習い事:5000円 
・日用品代:5000円 

※合計22万5000円、年間支出は270万円

・貯蓄
現金1500万円

・投資額
投資信託7000万円(国内、米国、新興国の株式、債券などに分散投資)