米国では1~6月に自動車の盗難が急増した一方で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時に増えていた凶悪犯罪の件数は下がっていることが、最新のリポートで明らかになった。  シンクタンクの刑事司法評議会(CCJ)が全米37都市のデータなどに基づき作成した同リポートによると、32都市で1~6月に自動車の盗難が前年同期比で33.5%増加した。  一部の警察関係者によれば、特に自動車メーカー2社の車種が窃盗団の標的となっており、増加件数の大半を占めている。