子どもから大人まで数学を苦手とする人は非常に多いのではないでしょうか。ましてや高校数学ともなるとほとんどの人が挫折してしまった経験を持っているでしょう。しかし、高校数学の基礎は丁寧に学べば特別難しいものではなく、同時に得た知識は私たちの生活にも大きく役立ちます。そんな高校数学の超入門書として書かれたのが『【フルカラー図解】高校数学の基礎が150分でわかる本』です。本記事でははじめての人から大人の学び直しまで1人で高校数学が学べる本として発刊された本書より内容の一部を抜粋してお届けします。
「マイナスの計算」の超復習!
小学校ではゼロ以上の数しか習いませんが、世の中にはゼロより小さい数もあります。具体的には、ゼロの下には -1(マイナス1)、-2(マイナス2)、-3(マイナス3)のような数があります。
イメージが湧かない方は、気温を想像してください。冬の寒い日に気温がゼロ度を下回ると、ニュースで「最低気温は -7℃(マイナス7℃)です」と聞くこともあるでしょう。これがゼロより小さい数、マイナスの正体です(先頭にマイナスが付いたゼロより小さい数のことを、数学用語では「負の数」といいます)。
演習問題
-3のひとつ下の数はいくつですか。