コロナ禍で経済動向が大きく変わる中、主要企業はどの大学から学生を採用したのか。総合商社、コンサル、金融、メーカー、流通、運輸、情報通信など企業別2022年採用大学ランキングを作成しました。今回は、ファーストリテイリングとニトリの小売り大手2社の採用大学ランキングをお届けします。（文／ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供／大学通信）
小売り業界にコロナ禍が直撃も
巣ごもり需要を捉え業績伸ばす
新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などで、小売り業界は大きな影響を受けた。とはいえ、一様に業績不振に陥ったわけではない。百貨店やコンビニエンスストアなどは苦戦したものの、アパレル販売店「ユニクロ」で有名なファーストリテイリンググループや家具・インテリア販売のニトリなどは、コロナ禍にうまく適応して業績を伸ばした。
両社に共通するのは、外出自粛を逆手に取った巣ごもり需要の喚起だ。ファーストリテイリンググループは、部屋で過ごす時間が増えた人向けに部屋着のラインアップを充実させ、ニトリもテレワーク用の家具、収納家具やキッチン用品などが好調だった。
そんな小売り2社の21年「採用大学」ランキングでは、ファーストリテイリンググループが1位早稲田大学、2位慶應義塾大学、3位上智大学。ニトリが1位北海道大学、2位が同人数で早稲田大学と同志社大学だった。
果たして、22年のランキングに変化はあったのだろうか。
