「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!

「源泉徴収される人」と「源泉徴収されない人」との納税の違いPhoto: Adobe Stock

税収が増えると、無駄遣いも増える

 お金はあればあるほど、使ってしまいます。

「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というパーキンソンの第二法則です。税負担が際限なく増加する英国の国家財政を見て、政治学者パーキンソンが1958年に発見しました。この法則は、私たちの家計にも当てはまるので、合点がいきます。

 そうだとすると、日本も税収が増えるから支出が増えるのであって、税収を減らせば無駄遣いを減らせるかもしれません。

 家計も、収入が減れば節約して支出を抑えますが、それと同じです。納税者の立場から見ると納税額が減るので、一石二鳥です。

ささやかな節税を真剣に考える

 とはいえ、税収を減らす英断ができる政治家は、残念ながら僅かです。源泉徴収されるので、サラリーマンは抵抗のしようがありません。

 源泉徴収されない収入を増やす以外にないということ。将来的に収入比率が逆転すれば独立も視野に入り、源泉徴収されなくなります。サラリーマンが取りうる、ささやかな抵抗です。

 実は私も現役銀行員時代に試してみましたが、そこそこの効果を実感しました。そのおかげで独立できて、源泉徴収される側から解放されました。

 もちろん、誰もが今すぐにできるものではありませんが、準備は誰にでもできます。副業、起業できるタネから探してみませんか?

**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。