米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、「サイバートラック」で昔ながらのアメリカらしいピックアップトラックのイメージを根本から変えようとしている。テスラは年内に電動ピックアップトラックのサイバートラックを発売するとみられている。マスク氏が自身の構想を実現させ、3年以上ぶりに新車種発売にこぎ着けられるかどうかが試されることになる。サイバートラックの市場投入の難しさはすでに明らかになっている。設計変更やコスト超過、新型コロナウイルス禍に伴う不確実性などにより、遅れが数年に及んでいる。さらに7日には、テスラのコスト管理で大きな役割を果たしてきたザック・カークホーン最高財務責任者(CFO)の退任を発表した。
テスラ「最高の製品」EVトラックを待つ試練
2年遅れで発売予定の「サイバートラック」は多くの問題に見舞われてきた
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