お子さんやお孫さんと【19×19までの暗算】にトライしてみませんか？

11×11～19×19をパパッと暗算できる「おみやげ算」。『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』は、小学生の計算力強化はもちろん、大人の脳トレとしても役立つと好評で、夏休みのプレゼントにも最適です。読者からは「子どもが自分からすすんで取り組んでいる」「本当に暗算できるようになった」「自信がついた」などの絶賛の嵐が届いています。また、「王様のブランチ」「アッコにおまかせ！」「Nスタ」「イット！」「WBS」など、テレビ、新聞でもぞくぞく紹介！ さらには、「2023年 上半期ベストセラー」総合3位（日販調べ、トーハン調べ）に、学習参考書として「史上初」のランクイン！ 本書の著者である、東大卒プロ算数講師の小杉拓也氏に話を聞きました。

おみやげ算のおさらい

さっそくですが、おみやげ算の計算法について説明します。

（例）16×17＝

①16×17の右の「17の一の位の7」をおみやげとして、左の16に渡します。すると、16×17が、（16＋7）×（17－7）＝23×10（＝230）になります。

②その230に、「16の一の位の6」と「おみやげの7」をかけた42をたした272が答えです。
まとめると、16×17＝（16＋7）×（17－7）＋6×7＝230＋42＝272です。

この2ステップで、例えば、11×15、12×18、19×19などの「十の位が1の2ケタの数どうしのかけ算」は、おみやげ算を使ってすべて計算でき、慣れると暗算もできるようになります。

「おみやげ算で計算できる理由の証明（文字式を使った説明）」については、本連載の第2回『「16×18＝288」が爆速で暗算できる驚きの方法』に掲載しています。

また、小学生向けの理由の説明は、『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』の巻末に、長方形の面積図を使った方法を載せているので、興味のある方はご参照ください。

中高年以上の方に、本書が人気の「意外な理由」とは？

今年の夏も猛暑や荒天などで、日によっては外出が難しく、「お子さんやお孫さんと自宅でどう過ごすか」を考えている方もおられるのではないでしょうか。

お子さんやお孫さんとの時間の過ごし方として、一緒に『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』に取り組んでみるのはおすすめです。

本書の主な読者対象は小学生ですが、想定以上に中高年以上の読者が多いことがわかってきています。主に、脳トレ、頭の体操を目的としてご購入していただいているようです。実際、「19×19までの暗算」をマスターするには記憶力も必要です。

例えば、「16×13＝」の計算は、おみやげ算によって、次のように解けます。

①16×13の右の「13の一の位の3」をおみやげとして、左の16に渡します。すると、16×13が、（16＋3）×（13－3）＝19×10（＝190）になります。

②その190に、「16の一の位の6」と「おみやげの3」をかけた18をたした208が「16×13」の計算結果です。

上記の計算をスムーズにおこなうためには、①の結果（190）を数秒、記憶しておく必要があります。

11×11～19×19のどの計算でも、3ケタの数を数秒記憶することが求められるのです。3ケタの数を数秒記憶するだけなので、比較的、楽な記憶力や計算力のトレーニングといえるでしょう。「最近、記憶力が落ちてきているのではないか」と心配の方には、良い練習になると思います。

「19×19までの暗算」を通じて、「学びの楽しみ」を家族で共有しよう

また、本書は「学校では教わらない暗算法」を扱っており、世代を問わず、「今までできなかった計算ができて自信がついた」「本当にすぐに暗算できるようになった」「ラクラク暗算できて楽しい」といった、ありがたい感想をいただいています。

この夏休み、「ここはこうするんだよ」「すごいね。できたね」というようにコミュニケーションをとりながら、お子さん、お孫さんと本書に取り組み、「学びの楽しみ」を共有するのはいかがでしょうか。