「二度と働きたくない」最悪の上司が激変→圧倒的な成果を叩き出した「すごい仕組み」とは?初めてマネジャーになったとき、自己中心的で、思いつくまま勝手気ままな指示を出していた。当時の部下から「二度と一緒に仕事をしたくない」と言われ、試行錯誤を重ねてたどり着いたのは(写真はイメージです) Photo:PIXTA
*本記事は本の要約サイト flier(フライヤー)からの転載です。

おすすめポイント

 今ではビジネスパーソンを指導する立場にいる著者でも、はじめから優れたリーダーだったわけではない。最初にマネジャーになったときには、自己中心的で、思いつくまま勝手気ままな指示を出していた。当時の部下からは二度と一緒に仕事をしたくないとまで言われたほどだというのだから、最悪な上司だったに違いない。そんな自分を反省し、試行錯誤を重ねて著者がたどり着いたのが、本書で明かされる「仕組み」だ。

「仕組み」とは、リーダーが必死に働かなくてもチームが成果を上げる、夢のようなマネジメント方法だ。著者が提唱する「仕組み」は、経営学や心理学の研究結果、組織論やマネジメント論の最新潮流によって、理論的に裏打ちされている。しかし、本書は、これらの理論にはあえて深入りせず、著者の実践知にフォーカスしている。これにより、本書が紹介する「仕組み」はどれも具体的で、誰もがいますぐ取り組める思考・行動のテクニックとして、読者に届けられている。

 著者は長年コンサルティング業界で第一線を走り、現在は大学院で教育・研究活動に従事するかたわら、企業研修も精力的に行っている。現場経験と学問知を兼ね揃え、若い世代の考え方に対する理解も深く、現代の管理職が直面する課題にも通じている――いまの日本のマネジャーたちへアドバイスを贈るのに、これほど適任な人物はなかなかいないだろう。チームマネジメントや部下の育成、自分の成長に悩むすべてのリーダーは、是非本書を読まれたい。(奥地維也)