2020年米大統領選でジョージア州での選挙結果を覆そうとしたとして起訴されたドナルド・トランプ前大統領が23日、同州フルトン郡の拘置所に出頭した。今回の出頭は主に手続き上のもので、トランプ氏とこの事件の他の被告の大半は、一定の条件下で直ちに釈放されることに同意していた。それでも、トランプ氏が刑事責任を問われるために当局への出頭を余儀なくされた注目の瞬間となった。トランプ氏に対する他の3件の刑事事件では顔写真は撮られなかった。だがフルトン郡では慣例として顔写真を撮影し、体重や身長などの情報と共に公開することになっている。トランプ氏の出頭前に、同氏の側近がスティーブン・サドウ弁護士の起用を発表した。ジョージア州の事件でトランプ氏の保釈金20万ドル(約2925万円)の交渉に当たったドリュー・フィンドリング弁護士の後任となる。保釈金の条件として、トランプ氏は他の被告や証人となる可能性がある関係者をソーシャルメディア上で標的とすることを禁じられた。