カナダとインドは長年にわたり険悪な関係にあり、外交官の追放や貿易交渉の停滞が続いてきた。カナダのマーク・カーニー首相は今、いわゆるミドルパワー(中堅国)との同盟関係を構築するため世界各国を訪問し、インドを新たな友人にしたいと考えている。カーニー氏は26日、インドに向けて出発した。ジャスティン・トルドー前首相とインドとの長年の対立を解消し、米国へのカナダの経済的依存度を低下させ得る通商関係を深めるのが目的だ。そのためには、インドが自国内の分離主義的な感情をあおっていると非難するカナダ在住のシーク教徒を巡る意見の相違を解消する必要がある。しかし今回の訪問の背景には、中国やドナルド・トランプ大統領率いる米国に単独で立ち向かうのに苦労している国々の連携強化を求めるカーニー氏の呼び掛けがある。同氏は1月にスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での演説で、カナダのような中堅国はハードパワーの台頭に対抗するために協力しなければならないと述べ、スタンディングオベーションを受けた。
トランプ氏に拒絶された加首相、世界各国で新たな友人求める
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