パスタにかけるチーズとして世界的に名高いイタリアの「パルミジャーノ・レッジャーノ」の生産者は、市場を守るための新たな方法を模索している。最新の偽物対策として用いられているのが、食べられるマイクロチップだ。
正式にパルミジャーノ・レッジャーノと呼ばれるものが本来のパルメザンチーズで、その生産者は長年、模倣品と闘ってきた。本物と偽物を巡って終わりのないいたちごっこが繰り広げられる中、約40キログラムのチーズホイール(円盤型のチーズの塊)に今、マイクロチップが装着されている。
生産者を代表する組合でパルミジャーノの真正性を守る責任者を務めるアルベルト・ペコラーリ氏は「われわれは新しい方法で闘い続けている」とし、「あきらめない」と話す。