シャインマスカットPhoto:PIXTA

問題化する果実品種・海外流出
品種掛け合わせなど複雑化も

 日本の果実品種の海外流出が問題化している。農水省によると、シャインマスカットの中国への無断流出による損失額は、年間100億円以上に達すると言う。シャインマスカットの品種開発には実に33年の歳月を要したが、海外流出は、その年月の努力を帳消しにする。

 現在、韓国で最も栽培されているイチゴは「雪香(ソルヒャン)」という品種だ。これは、日本品種の「章姫」と「レッドパール」の掛け合わせである。日本品種のシンプルな流出だけでなく、流出した品種の掛け合わせなど、海外流出問題は複雑化している。