クレジットカードの請求額が毎月増えているとしても、金利上昇のせいにしてはいけない。責めるべきは自分だ。クレジットカード金利は現在、平均22.16%と過去最高水準に達し、1年前の16.65%から上昇している。米信用調査会社トランスユニオンのデータによると、その上昇によるクレジットカードの平均残高5733ドル(約84万円)に対する金利の上乗せ分は、1カ月当たり約25ドルだ。この比較的控え目な増加額からして、米国民のクレジットカード残高が急増し、8月に初めて1兆ドルを超えた責任をクレジットカード金利に負わせるのは難しい。それよりも原因は、インフレの高止まりや個人消費の継続、毎月の請求額を満額支払う借り手の割合の減少にあるとアナリストやファイナンシャルアドバイザーはみている。