【ニューヨーク】中国共産党は政府高官らに対し、内部調査の結果として、秦剛前外相(57)が駐米大使を務めていた期間に不倫関係にあったことが明らかになったと伝えていた。事情に詳しい関係者らが明らかにした。  秦氏は習近平国家主席が信頼する側近とかつて見られていたが、6月に公の場から姿を消し、7月には説明もなく外相のポストを外れていた。中国外務省は同氏が姿を見せないことについて、健康上の理由を挙げていた。  秦氏は2021年7月から今年の1月まで駐米大使を務めていた。事情に詳しい関係者らによれば、中国の閣僚を含む高官らは、同氏に対する共産党の調査について先月説明を受けた。