なぜ、「勉強ができる人」は「仕事ができない人」になってしまうのか【書籍オンライン編集部セレクション】

成長し続ける人は「7つの壁」を越える技法を知っている

さて、ここまで、優秀なのに成長が止まってしまう人、優秀であるがゆえに成長が止まってしまう人が、しばしば陥る、「3つの落し穴」について述べてきました。

では、どうすれば、この落し穴に陥らず、成長していくことができるのでしょうか。

そのためには、成長を止めてしまう「壁」に気がつく必要があります。

実は、先ほどの「3つの落し穴」に陥る人は、いずれも、言葉を換えれば、「成長の壁」に突き当たっているのです。

その「成長の壁」とは、次の「7つの壁」です。

【第1の壁】学歴の壁 「優秀さ」の切り替えができない

【第2の壁】経験の壁 失敗を糧として「智恵」を掴めない

【第3の壁】感情の壁 感情に支配され、他人の心が分からない

【第4の壁】我流の壁 「我流」に陥り、優れた人物から学べない

【第5の壁】人格の壁 つねに「真面目」に仕事をしてしまう

【第6の壁】エゴの壁 自分の「エゴ」が見えていない

【第7の壁】他責の壁 失敗の原因を「外」に求めてしまう

次回からは、これら「7つの壁」と、それを乗り越える「7つの技法」について、最新刊『なぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか』の一部をご紹介していきましょう。

この「7つの技法」を知っているか、知らないかで、プロフェッショナルとしての成長に、さらには、人間としての成長に、圧倒的な差がついてしまいます。

そして、もし、その「成長の技法」を知らなければ、ある時期に、多少の成長をすることができても、いつか、その成長が壁に突き当たってしまいます。

従って、もし、あなたが、仕事の世界で、成長し続けていきたい、そして、活躍し続けていきたいと願うならば、この「成長の技法」を身につけることを勧めます。