「深く考えられる人」が意識していること
対して、深く考えることができる生徒は「本当の目的」を見失うことはありません。「お客さんを笑わせるのが目的だから、今回は講師に伝わらなくてもOK」と時には割り切って判断をすることができるのです。
かつて、私を実験台にどこまでならネタを尖らせても伝わるかを試している生徒がいました。当然、その意図は見えたので、私も「それはやりすぎ」などのコメントをしていたのを覚えています。その芸人は今でも頻繁にテレビに出演するほど活躍をしています。尖ったネタで有名な天竺鼠の川原くんです。
つまり、深く考えられる人は、目の前の課題や仕事の根本にある目的を必ず意識しているのです。普通に働いていると、実は会社の利益のためになっていなかったり、目の前の目標は達成できているけど、全体にとっては不利益になっているということは多々あります。
能力があって、どんなに頑張っていたとしてもこれではもったいないでしょう。
ぜひ、頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。