北広島市は、北海道にある都市である。田中社長は、「広島県出身の人たちが北海道に開拓を行った際に、自分たちの町をつくった。そのため出身県である『広島』からこの都市名になった」と説明する。

 同市は前年7.8点(474位)から12.9点(289位)と5.1点も伸びている(伸び幅のランキングは本稿では掲載していない)。具体的な項目では、認知度や情報接触度といった地域名の周知性に関する項目が伸びており、「プロスポーツチームや選手」という指標では、6.4%から18.3%と11.9ポイントの伸びとなった。また、観光意欲度も上昇している。

 2023年3月に日本ハムファイターズは新球場として「札幌ドーム」から「エスコンフィールドHOKKAIDO」に移転した。新球場のある北広島市には、「くるるの杜」という大きな道の駅があり、もともとある道の駅の人気とスポーツの相乗効果で、観光意欲度が高まっていると考えられる。

インバウンド需要の復活で
注目が集まる温泉地

 今回のランキングでは、温泉地の市区町村の伸びが目立つ。別府市が昨年の17位から14位(42.8点)、箱根町は昨年の25位から18位(40.5点)にランクアップした。

 別府市が誇る別府温泉では「観光DXプロジェクト」「1000トンのお湯と音楽を楽しむ大型フェス」といった斬新なイベントなどを考案し、観光産業の強化を積極的に行っている。

「全国的に温泉地の評判が良くなっているのは、明確に観光が要因である。アフターコロナで観光が解禁され、観光意欲度が上昇したことで潤い始めている」と田中社長は締めくくった。

(フリーライター 西嶋治美)