お笑いコンビ「ロザン」の菅広文さんが、『京大中年』(幻冬舎)を出した。コンビのこれまでをまとめた同書には、ビジネスや人間関係のヒントもたっぷり詰まっている。
ダイヤモンド編集部では、菅さんにビジネスパーソンの「あるある」な悩みごとをぶつけ、ズバッと回答してもらった。第7回は「給料が安過ぎる」問題に切り込む。(聞き手/ダイヤモンド編集部 神庭亮介)
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【Q:給料が安過ぎて不満です。会社を辞めようか悩んでいます】
(※質問内容は、編集部で作成した架空のモデルケースです)
――シンプルですが、会社員へのアンケートでたいてい上位に入ってくるお悩みですね。給料や収入に関しての相談を受けたとしたら、菅さんならどう返しますか?
いや、何て言ったらいいのかが難しいな。どれくらいを「安い」と思ってるのか。
――自分の働きに見合ってない、ということなんですかね。
まず、自分はナンボもらえると思ってるのかっていう。
――いまが安いんだとしたら、じゃあいくらだったら適切なのか?
……っていうのは、あるとは思うんですよね。
以前、後輩で月100万円欲しいっていう子がおって。「月に何回、舞台に立たなあかんか計算した?」って聞いたんです。
「いや、してないです」
「やってみ」
「何百回です」
「それ30で割ってみ。1日に何回、立たなあかん?」
「1日…えっ、7回です」
「それだけ舞台立てる?」
「無理です……」
「ほな、違う方法考えなあかんな」
みたいなことを、しゃべるんですよ。