ロザン菅広文Photo by Ryosuke Kamba

お笑いコンビ「ロザン」の菅広文さんが、『京大中年』(幻冬舎)を出した。コンビのこれまでをまとめた同書は、仕事術や人間関係、コミュニケーションのヒントが満載の「ビジネス書」でもある。

ダイヤモンド編集部では、菅さんにビジネスパーソンの「あるある」な悩みごとをぶつけ、ズバッと回答してもらった。第8回のテーマは「雑談が難しい」だ。(聞き手/ダイヤモンド編集部 神庭亮介)

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【Q:雑談で何を話したらいいのかわからず、アタフタしてしまいます。どうしたら雑談力鍛えられますか?】
(※質問内容は、編集部で作成した架空のモデルケースです)

――これは私自身の悩みでもあるのですが、菅さんがこういう相談を受けたとしたら、どんな風に答えますか。

 雑談力かあ。でも、相手にしゃべらせればいいんじゃないですか。

――自分でしゃべろうとしてるからダメなんだ。

 はい。何かの本で読んだのですが、一方的にしゃべる人がおるとするじゃないですか。その方は「むちゃくちゃ話が盛り上がった」と思ってるんですって。

――えー!自分がしゃべってるだけなのに?

 自分がしゃべってるだけやのに。やっぱり人間ってそういうところがあって。

 要は「今日はうまく話できたな。雑談力鍛えられたな」なんて思ってる時って、実は自分だけがしゃべってることが多いような気がするんです。

 逆に、質問する方がいいと思いますけどね。