20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である本書の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)
国立大学の中でもトップグループを走っている学校のひとつが一橋大学だろう。今回はそんな一橋大学の中から2学部をまとめて紹介する。(他学部については別記記事にて紹介予定です)
商学部
看板学部。商学科と経営学科に分かれる。ゼミは1年次からあり、4年通して週1回のゼミが必修。2年次のゼミでは英書講読が必修。「必修を取るのがけっこう大変」とのこと。英語は1年次からネイティブ教師の授業が週2コマ。
2年次からは15人程度を選抜し、英語による専門科目や海外留学などを組み合わせた「渋沢スカラープログラム」を開く。「教授との距離が近く、話しやすい」「少人数制で、合宿などもあり、ゼミ生同士で仲良くなれる」(商学部生)。他学部生からも「いちばんテストが大変そう。まじめで優秀な人が多い」「商学部一強ってイメージ。キラキラしてる」と評価が高い。
経済学部
経済学科のみ。商学部と並ぶ看板学部。「授業に出なくても友達からノートを借りれば単位は取れる」とのこと。授業科目は入門、基礎、専門・発展とレベル別に分類され、入門科目では経済学入門、統計学入門、経済史入門が必修。
希望者には、大学院の科目も開放されている。英語と日本語の両方で履修できる「グローバル・リーダーズ・プログラム」もある。男子比率は9割近い。「後期入試の東大理系落ちが一定数いて理系っぽい雰囲気」「いちばん頭がいい。まじめでめっちゃ勉強してる、あるいはテストの前日に猛勉強して乗
り切るタイプか、どっちか」という他学部学生評も。