20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である本書の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)
私立の理系の中でも人気校のひとつになっているのが東京農業大学だろう。
今回はそんな東京農業大の中から2学部をまとめて紹介する。(他学部については別記記事にて紹介しています)
生物産業学部
北方圏農学、海洋水産学、食香粧化学、自然資源経営学の4学科。北方圏農学科は、オホーツクの大自然を舞台にした植物や野生動物の観察、北海道各地の農場や牧場などでの実習などを行う。海洋水産学科は、海、川、湖など水圏にかかわる産業や食料・環境問題などを深く追究。「オホーツク臨界研究センター」を拠点に魚介類の増養殖研究も行っている。
食香粧化学科は、キャンパス内の食品加工技術センターでのジャムやワイン、レトルト食品などの製造実習がある。自然資源経営学科は、農作業やネイチャーアクティビティを体験しながらビジネスモデル・事業構想力を養う。
生命科学部
バイオサイエンス、分子生命化学、分子微生物の3学科。バイオサイエンスは、もともとは応用生物科学部に属しており、在籍者曰く「1週間あたり、レポートが4~5枚出されるハードな学科」とのこと。
主に、遺伝子に関する研究を行う。分子生命化学は、原子・分子の働きから、生命や生態系を研究する。分子微生物は、多様な微生物を研究し、その利用を考える。