高級品の需要は以前とは同じ水準にはない。手頃な高級品の需要もそうだ。しかし、コーチのようなブランドが値上げに踏み切れるほどには強い需要があるようだ。「コーチ」「ケイト・スペード」「スチュアート・ワイツマン」などのブランドを傘下に持つ米タペストリーが9日発表した7-9月期(第1四半期)決算は、増収率が0.4%とアナリスト予想(2%)を下回った。「グッチ」を展開するケリングや「ルイ・ヴィトン」を運営するLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンなどの欧州高級ブランド大手が先月発表した7-9月期決算も、売上高が予想を下回った。しかし、タペストリーの調整後の1株利益は0.93ドルと予想(0.90ドル)を上回った。
コーチ、タペストリーの「ほころび」補強
最大の傘下ブランド「コーチ」の好調が株価押し上げ
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