中国で最も新顔の太陽光発電部材メーカーには、酪農企業や玩具メーカーが名を連ねる。新規参入組の多彩さは、中国の積極的なグリーンエネルギー投資を如実に表している。それが同国の再生可能エネルギーの急速な発展を後押しする一方、太陽光発電に必要な部材の供給過剰を生み出している。この状況は業界全体に波及し、欧州など他の地域では関連する製造業の育成が難しくなっている。ダウ・ジョーンズ傘下のデータ会社、石油価格情報サービス(OPIS)によると、ソーラーパネルの主要素材である中国産ポリシリコンの価格は年初来で50%下落、パネルの価格は40%下落している。中国国内では「グリーン・バブル」が間もなくはじけると懸念する企業もある。
ソーラー部品が供給過剰、中国の再エネ投資加速で
異業種から参入続々、価格急落で欧州の太陽光機器メーカーなどが苦境に
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