【精神科医が教える】
他人の評価に振り回される自分が変わる方法

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる！
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。

知らないうちに
他人の評価に依存

今日は他人軸の願いに要注意というお話をします。夢や目標を追い求めることは素晴らしいことですが、なかには他人軸のものが混ざり込むことがあります。

夢や目標は人生に明かりを灯すようなものですから、適度に夢中になることは素晴らしい経験となります。ただし、過度に夢中になりすぎることに注意が必要です。

具体的に言うと、他人の顔色をうかがってしまう他人軸のことです。たとえば、人気者になりたい、モテたいといったことは、他人の評価に依存してしまう傾向があります。

自分の納得感を大切に

他人の評価にとらわれない生き方が大切なのです。他人の期待や評価に振り回されず、自分自身の納得感を大切にしましょう。

なにかの夢や目標を持とうとするとき、それが自分自身の主体的なものではなく、他人の評価を軸にしていないか、見極めることが大切です。

もし夢や目標が他人軸だと気づいたら、それに過度にしがみつくことは避けましょう。切り替えが必要な瞬間に気づき、自分の納得感にフォーカスすることが大切です。

自分を追い込まないで

また、夢や目標を追い求めることは素晴らしい冒険ですが、そのなかで自分を追い込まないように心がけましょう。

他人の期待や評価に左右されず、自分自身の納得感を大切にすることが、本当の幸福への一歩です。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。