漫画『ちいかわ』に登場するキャラクターたち。(左から)ハチワレ、ちいかわ、うさぎ 筆者撮影
漫画『ちいかわ』に登場するキャラクターたち。(左から)ハチワレ、ちいかわ、うさぎ 筆者撮影

飛ぶ鳥を落とす勢いで人気に火がついている、イラストレーターのナガノ氏による漫画作品・キャラクターの「ちいかわ」。なぜ、ちいかわは多くの人の心を掴むのか。エンタメ評論家の徳重龍徳氏がちいかわがヒットした理由を分析する。

イラストレーターのナガノ氏による漫画作品・キャラクターの「ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)」が大ヒットしている。

4月からは「めざましテレビ」(フジテレビ)内でアニメ放送もスタートし、6月29日に発表された日本キャラクター大賞2022では、「エヴァンゲリオン」シリーズ、「PUI PUI モルカー」などの人気キャラクターを抑え、グランプリを獲得した。

2021年4月から「ちいかわカフェ」と銘打ったコラボカフェを全国各地で開催しているが、開催が決まるとチケットは即売り切れ。また、アパレル、食品、書店など企業コラボは後を絶たない。しまむらとのコラボでは開始10分で完売となる店舗が続出し、定価の3倍で商品が転売されたことがニュースにもなった。

「いま、もっとも注目されるキャラクター」と言っても過言ではないほどの人気を誇る、ちいかわ。SNS上にはさまざまなキャラクターが存在する中、なぜここまでの人気を誇るのか。結論を先にいえば「ちいかわは人生だから」になるだろう。