この作品ではチーズバーガーやビア缶チキン(ビール缶を使って調理するチキンの丸焼き)といった代表的なバーベキュー料理だけでなく、挑戦者たちの個性が光る独自のレシピも見て学べる。また、すぐにマネしたくなるような調理方法やテクニックも多く披露される。

笑える要素も多い。豪快な料理を調理しているのにも関わらず、度々トラブルに見舞われてあたふたする挑戦者たちの姿。そして数々の名言。挑戦者の1人が発した「血液型はバーベキューソースだ」との言葉には、筆者は思わず爆笑してしまった。

 

『バトルフィッシュ』

いい稼ぎになるビンナガマグロを求め、アメリカはオレゴン州沖の漁場で魚をとる漁師たち。魚と、自然と、そしてライバル漁船との闘いは、バトルそのもの。

引用元:Netflixより

『バトルフィッシュ』の主役は米国・オレゴン州のマグロ漁師たち。大漁の日もあれば、うまくいかない日もある。そんな漁師たちの日常を描いたのが、この作品だ。

タイトルに「バトル」とあるが、時には漁船同士、助け合うこともある。だが、豊富な資金に物を言わせて仕立てられた“ハイテク”な漁船は、まわりの漁師たちからは煙たがられる傾向にあるようだ。

この作品は釣り好きにはたまらないだろう。なぜなら、全8エピソードの合計時間は343分。マグロ漁船の話が5時間半以上、延々と続くからだ。

 

『ビッグ・ティンバー ~森と共にでっかく生きる~』

最高の木が採れるバンクーバー島の奥深く。過酷な環境や故障の多い機材と格闘しながら、険しい山の斜面で伐採と丸太の搬出に挑む者たちの姿を追う。
引用元:Netflixより

『ビッグ・ティンバー ~森と共にでっかく生きる~』は、カナダの太平洋沖に浮かぶバンクーバー島で製材所を営む従業員たちに密着したドキュメンタリー作品だ。従業員たちは製材所の存続をかけて、日々、悪戦苦闘する。

物語の中心人物は製材所のボスであるケビン・ウェンストッブ氏。製材所を倒産の危機から救うために取る、同氏の数々のぶっ飛んだ行動は必見だ。

限りある資源・人材のもと、何がなんでも事業を継続させ、従業員を食わせる。そんなウェンストッブ氏の姿勢からは、日本の起業家も多くの学びを得られるだろう。