1997年の創業以降、20年以上にわたって事業を展開してきた“老舗IT企業”のエキサイト。同社が二度目の上場を果たす。
持株会社のエキサイトホールディングスが4月19日に東証スタンダード市場に上場する。公募価格は1340円。公募時価総額は約64億円となる。
エキサイトは2004年に東証ジャスダックに上場した。一時は売上130億円を超える規模まで成長したが、その後は苦戦。2018年3月期には売上も約半分程度の60億円強まで縮小していた。
1つの転換点になったのは、2018年の9月から10月にかけて。現代表取締役社長CEOの西條晋一氏率いるXTechが、特別目的会社のXTech HP(現エキサイトホールディングス)を通じてエキサイトにTOBを実施したタイミングだ。
翌月にエキサイトは上場を廃止。12月には経営陣を刷新するかたちで新しいスタートを切った。