2020年11月には、サカタインクス、リアルテックファンドより総額3億5000万円の資金調達を実施した。この調達資金を活用し、デジタルサイネージなどの低コスト修理を実現する受託サービス「IH-EMS」のさらなる事業拡大を進めていく方針だ。

エー・スター・クォンタム

  • 調達額:3億円
  • 合計資金調達額:3億円
  • 調達先:Abies Ventures / NECキャピタルソリューション / Plug and Play Japan / Plug and Play Tech Center / 三菱UFJキャピタル / 事業創造キャピタル / 電通グループ
  • 備考:シリーズA / 電通との資本業務提携 / 価値共創ベンチャー2号有限責任事業組合はNECキャピタルソリューションなどを通じて、NBCエンジェルファンド2号投資事業有限責任組合は事業創造キャピタルを通じて出資

量子コンピュータのソフトウェア開発を展開するスタートアップ。

2018年7月に創業し、特に物流分野、広告分野の組み合わせ問題を解くための研究開発を行ってきた。世界各国または巨大なIT企業による量子コンピュータに関連する研究開発の激化を背景に、業界が徐々に立ち上がりつつある状況である。今後、同社は量子コンピュータの基盤技術確立に貢献することと、ゲート方式とアニーリング方式のどちらにもかかわる技術を確立し、付加価値を生み出だすためにビジネス利用が可能なソフトウェア開発と早期事業化を目指す。

2020年11月には、Abies Ventures、電通グループ、NECキャピタルソリューションなどが運営する価値共創ベンチャー2号有限責任事業組合、三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合、NBCエンジェルファンド2号投資事業有限責任組合、Plug and Play Japanおよび米国Plug and Play Tech Centerを引受先とする第三者割当増資によってシリーズA総額3億円の資金調達を実施。併せて、電通と量子コンピュータを活用したテレビ広告枠の組み合わせ最適化と運用の高速化により、新たなマーケティングソリューションの開発・実装を目指すため業務提携を締結した。