CBについては第三者割当増資より前に発行しており、すべてのCBは株式への転換を予定しているという。今回の資金調達により、ココンの累計調達額は約60億円となる。

なお、今回調達した資金は、サイバーセキュリティ領域におけるエンジニアの採用、研究開発やプロダクト開発、マーケティング、M&Aなどに活用していく。

ココン代表取締役社長の倉富佑也氏は今後について、「日本政府が提唱するSociety5.0の取り組みのもと、サイバー空間とフィジカル空間が密接に関わっていく中で、サイバー攻撃によるフィジカル空間への影響が大きくなっています。また、サプライチェーン全体におけるサイバーセキュリティ対策の必要性が議論されています。今回、日本政府および民間企業が出資する産業革新投資機構の傘下ファンドであるJICベンチャー・グロース・インベストメンツが資本参加したことで、今後、国内のサイバーセキュリティ対策の啓発・強化に向けた取り組みをより一層推進していきたいと思います」とコメントした。