米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーは新しいパートナーを指名した。指名した人数は通常より約3分の1少ない。事情を知る関係者が明らかにした。経済情勢のため高額のコンサルタントの需要が減退していることを示している。約250人が来年パートナーになる。この人数はここ数年に比べはるかに少ない。マッキンゼーのパートナーになることは、ゴールドマン・サックス・グループや大手法律事務所での同様の昇進のように大幅な昇給を伴い、キャリアを飛躍させる可能性がある。新型コロナウイルス禍の間、企業が事業の立て直しについて助言を求めたためコンサルティング業界は活況を呈し、マッキンゼーやベイン・アンド・カンパニーなど業界大手の間で人材獲得競争が激化した。