米アップルとそのサプライヤーは、今後2~3年以内にインドで年間5000万台超の「iPhone(アイフォーン)」生産を目指しており、その後もさらに数千万台を追加で生産することが計画されている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。この計画が達成されれば、インドで生産されるiPhoneは全世界の25%を占め、2020年代終わりに向けてさらにシェアを拡大することになる。中国が最大のiPhone生産国であることに変わりはない。アップルは近年、脆弱なインフラや制限の多い労働規則などの課題にもかかわらず、インドへの依存度を徐々に高めてきた。労働組合はビジネス寄りの州でも影響力を保持しており、アップルのサプライヤーが逼迫した時期に役立つと考える1日あたり12時間労働の許可を得ようとする企業の取り組みに反発している。