マネジャーとしてチームの成果を最大化するためには、部下との信頼関係を築くことが重要だ。では、どうすれば部下の信頼を勝ち取ることができるのか。信頼関係を築くための3ステップを伝授する。(みらい創世舎代表取締役 森 泰造)
実績がないマネジャーは
どうやって部下の信頼を得ればいいのか
「マネジャーになったが、正直これといった実績がない」
「転職して日が浅く、チームをどうまとめていいかわからない」
このような課題を抱えるマネジャーは少なくありません。
マネジャーの役割は、部下の能力を最大限に引き出し、チームの生産性を高め、成果につなげることです。そのためには、部下との信頼関係を築き、チーム全体が前を向いて進めるようリーダーシップを発揮することが大切です。
信頼関係があれば、お互いに本音で仕事をどうしたいのか、建設的な議論ができます。一方で、信頼関係が築けなければ、お互いが本音を隠して表面的な、あるいは自分の損得を優先して考えた議論しかできなくなり、チームとしての創造性は発揮されず、生産性を上げていくことは困難になります。
では、関係性が浅かったり、実績がなかったりする状態で、上司が部下からの信頼を勝ち得るにはどうしたらいいのでしょうか?