マイナスの業績評価を部下に伝えるのは、上司にとって頭の痛い問題です。しかし「面談で十分な時間を取って、丁寧な説明とフォローをするべきだ」と考えた方は、上司失格です!実は、優れた上司は評価面談を一瞬で終了させます。なぜでしょうか。(アークス&コーチング代表 櫻田 毅)
「マイナス評価の伝え方」を悩む人は
上司失格!
部下に対してマイナス評価を付けざるを得ないとき、本人にどう伝えれば良いのか?管理職として、誰もが経験をする悩みではないでしょうか。
モチベーション低下への懸念や感情的な反発など、上司の不安は尽きません。そこで、多くの人は評価面談で十分に時間を取って、丁寧に説明・フォローしようとするのです。
しかし、私が長らく勤めていた米国系企業では、全く逆のことが起きています。評価が良かろうが悪かろうが、「上司と部下の評価面談は5分で終了」です。
「ドライな外資系企業の話でしょ」と思った方、実はここに、日本企業にも通じる重要な視点が隠れています。評価面談に時間をかける上司は、仕事のできない「失格上司」といえるのです。いったい、どういうことなのでしょうか。