米国人は今ホリデーシーズンに消費を増やしているが、クリスマスツリーの下に置くプレゼントにより多くのお金をかけているわけではない。おもちゃや電子機器の価格はクリスマスにぎりぎり間に合うように下がり始めているが、米金融大手バンク・オブ・アメリカのカードデータによれば、人々は食事や娯楽、チケットにはるかに多くのお金を支払っている。11月のサービス支出は2.5%増えたが、飲食店を除く小売り支出は1%減少した。金融の専門家やエコノミストは、体験への出費はモノを買う場合よりも喜びが長続きすると指摘する。より充実した時間への投資は通常、最終的な損得で見てもプラスだ。しかし、今年は楽しむためのコストが高くなっていることが、全体の支出を減らしたい消費者の不満の種になっている可能性がある。直近月の消費者物価指数(CPI)統計によると、旅行や娯楽などを含むサービス価格は前年同月比5.5%上昇した。全体のインフレ率は3.1%だった。