今生きている人生で「悔いのない生き方」をしている人はどれだけいるでしょうか。しなかったことで後悔するよりも、自分に正直な人生を生きたほうが絶対幸せです。「やりたいこと」をやり始めてからが本当の人生だからです。では、「やりたいこと」を見つけるにはどうすればいいのか? 今すぐ「今すぐ、ふせんを使うこと」です。頭の中で考えたところで見つかりません。「書く」のです。
「面倒くさいな」と感じた方、だから「ふせん」なのです。ノートや手帳、パソコン、スマホのいいとこどりした最強アイテム「ふせん」を使うことで、驚くべき効果が表れます。やることは、「書いて貼って並べ替える」だけ。ふせん特有の5つの特色のおかげで、脳の潜在能力をつかいこなして、人生が180度好転します。
『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋して紹介。ふせんを1日1枚書き始めた瞬間から、みるみる自分が変わっていくことに驚きます。自身の変化とふせんのすごさをぜひ堪能してください。

願い事の当選確率が倍増する方法Photo: Adobe Stock

絵馬に書くと願い事が叶いやすくなる3つの理由

 絵馬に書くと願いが叶いやすいと言いますが、本当です。理由は3つあります。それとは裏腹に、絵馬には欠点も3つあります。

 でも、ふせんで補えば、絵馬の欠点をすべて解消できるのでご安心ください。それどころか、絵馬の前にふせんに書くと、願い事の当選確率が倍増します。順に見ていきましょう。

 まず、願い事が叶いやすい理由は次の通りで、理にかなっています。

1.言語化により脳が活性化される
2.1枚しか書かないので、1つの願い事にフォーカスできる
3.おごそかだし、お金もかかっているので、真剣になれる

 なかでも特筆すべきは、言語化の効能です。古来より言霊と言われるくらい、言葉には思考を現実化する強い力が宿ります。スピリチュアルではなく、脳科学で証明された科学です。精神科医の樺沢紫苑さんによると、感情や願望、夢を言葉にすることで、脳幹経由で運動神経を使うことになり、脳が活性化されるとのこと(*1)。言葉にすることで意識がそこに向かい、達成のための行動を続けられるようになるのです。

 言語化といっても、口頭で話すだけでは不十分です。なぜなら言葉は、話した瞬間に消えてしまうから。この点、言葉を書いて文字化すると、視覚で認知できるので、記憶に刻まれやすくなります。それゆえ、絵馬に書いて文字化するプロセスに、意義があるです。

絵馬の残念な3つの欠点

 一方で、絵馬には次のように、残念な欠点が3つあります。

1.奉納すると絵馬は手許に残らないので、書いたことを忘れてしまう
2.ぶっつけ本番で書くので、最適な表現で文章化するのが難しい
3.絵馬は1枚しか書けない

 一番残念なのが、書いた絵馬を神社に奉納しなければならない点です。奉納すると、書いた内容を読み返せないので、しばらくすると忘れます。翌日には記憶の7割を忘れる「エビングハウスの忘却曲線」は有名ですよね。ハーバード大学の調査によると、目標が達成できない原因は忘却にあるとのこと。文字化が効果的だとしても、絵馬だけでは不十分なのです。

願い事は、ふせんに書いてから、絵馬に書け!

 そこでお勧めしたいのが、ふせんに書く「神ふせん式」です。しっかり考えて推敲できるので、ぶっつけ本番と違ってスムーズに言語化できます。それを手帳などに貼って、参拝するときに絵馬に書き写せばいいのです。

 奉納したあと、ふせんは絵馬の「控え」の役割をはたします。帰宅後に部屋の壁やノートや手帳など見える場所に貼っておけば、何度でも見返せるので、永遠に忘れません。

 もちろん、下書きだけなら、手帳でも十分です。それでも、ふせんをお勧めするのには、わけがあります。

 ふせんは小さなキャンバスなので、お寺の室内から庭を見る「額縁効果」が生まれます。書いた内容がストレートに目に飛び込んでくるので、潜在意識に染み込む。すると長期記憶に深く刻まれて忘れにくくなり、実現可能性が高まるという仕組みです。やってみるとわかりますが、その他にも次のようなアドバンテージを実感できます。

1.貼り替えられるので、ふせんマンダラを作って、アイデアをどんどん膨らませることができる
2.取るに足らない願い事だと気づいたり、うまく言語化できなかった場合でも、ふせんなら躊躇なく捨てられる
3.願い事をふせんに書くと、それを起点にして「やりたいこと」が見つかる

 これらに、ふせんを使った「頭の中の大掃除」(*1)を組み合わせると、相乗効果が生まれて効果も倍増。これぞ「神頼み!」ならぬ「神ふせん頼み!」。ぜひお試しあれ。

*1 「ふせん」は絵馬。書くことで自己洞察が深まり、やりたいことが現実化する

(本原稿は、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』著者による書き下ろしです)