人間関係でストレスをためがちな人におすすめなのが、『無意識さんの力でぐっすり眠れる本』(大嶋信頼著)だ。著者は著書累計55万部を突破している人気心理カウンセラーの大嶋信頼氏。最新作の本書では、心理学的なアプローチによって、不安や不満などの不快な感情を消し、読むだけで眠くなるメソッドを多数紹介。眠れるようになるだけでなく、ストレスを根本から消してくれる「不思議な催眠効果」がある1冊だ。「2ページ読んだだけで眠れた」「ストレスが消えた」「自己肯定感が高まった」などの感想が多数寄せられている。今回は発売を記念して、本書から特別に一部抜粋、再編集して紹介する。

【人間関係】不安やイライラを手放す画期的な方法とは?Photo: Adobe Stock

緊張していると不安になりやすくなる

人と話をするときに、いつも緊張してしまう。

緊張していると、自分の言いたいことを相手にうまく伝えられなくて、「相手から変に思われたかも」と不安になりやすくなります。

人と話すときに「誤解されないように」と考えすぎて、ますます緊張してしまうようになるのです。

たとえば、近所の人とバッタリ会っても、緊張してしどろもどろになってうまく話せず、「変な人だと思われたかもしれない」と落ち込む、といったようなことです。

私自身がそんな調子だったので、「人に対する緊張がなくなればどんなに生活がラクになるだろうか」とずっと悩んでいたのです。

話す前から「うまくいかない会話」を想像してしまう

緊張の原因は、「相手からこう言われたらどうしよう」と話す前から考えてしまうことです。

緊張しやすい私は「緊張しないように前もって考えておく」と転ばぬ先の杖的に行動しているのに、考えれば考えるほど「でも、こんな大変なことになったらどうしよう?」と最悪なことが浮かんできて、どんどん緊張が高まってしまいます。

たとえば、クレジットカードを電話で解約するときも、「どうして解約するんですか?」と聞かれたらどうしよう、などと考え始めてしまって、電話をかけること自体がおっくうになります

「解約するときにペナルティがあると言われたらどうしよう?」など、言われてもいない最悪な事態を想定してしまう。

電話をかけるときにはバリバリに緊張して、「あわわ」とまともに話ができません。「知らない相手と話すのは苦手で、話すときに必ず緊張してしまう」という自己暗示まで、生み出してしまっているのです。