【大喜利です】「数学ができない人しかわからないことは?」で出てきた秀逸すぎる回答は…。
そう語るのは、毎日欠かさず大喜利のお題を出題してきた「坊主」氏だ。いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/種岡 健)

【大喜利です】「数学ができない人しかわからないことは?」で出てきた秀逸すぎる回答・ベスト1Photo: Adobe Stock

2つの意味をかけてみる

 以前、「文化祭で『きゅうりの一本漬け』のお店を出すから、その店名をつけてほしい」という依頼がありました。
 それをお題として出すと、

<最優秀賞>
 休・緩・場(きゅうかんばー)
 ※きゅうりは英語でcucumber(キューカンバー)と言います

 という秀逸な回答がありました。
 これは英語で「キューカンバー」と言うことを補足しています。難しい知識については補足を入れるのはアリです。
 口頭で説明するときには、英語っぽく発音すればいいかもしれませんね。

〈お題〉
「数学ができない人しかわからないことは?」選手権

というお題へのベストアンサーも、

〈最優秀賞〉
 考えるとmath math(ますます)わからなくなる

 という回答でした。テキストならではの回答なので、口で言うときは、「数学だけにmath math」というふうに、

・「〇〇だけに」という言葉で補足
・英語の発音っぽさを強調する

 ということをするといいでしょう。
 どういうアウトプットをするのかでも、回答の仕方は変わってきます。

大喜利とは?

 さて、どんなに嫌だった経験でも、心の扉を開けて、第三者に晒すことで、「いいね」を得られます。
 そうして、浄化されていくのです。
 怒りも悲しみも、エネルギーに変えられます

 だったら、あなたの考え方ひとつで、笑いや共感に変えてしまいましょう。
 そのトレーニングとして、「大喜利」は最適なのです

 1つのお題に対して、自分の体験や恥ずかしいことを晒すことができます。
 ぜひ、私と一緒に、つらい体験も成仏させましょう。

(本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)

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日本一の大喜利アカウント
X(旧Twitter)は、2024年1月現在で190万フォロワーを突破。元々、「2ちゃんねる」が大好きで、「匿名で面白い回答をする人がたくさんいる!」ということに衝撃を受け、Xでお題を出し続ける。これまで8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題。累計で2万以上のお題を出し、数百万以上の回答を見てきた。昼は僧侶として働く、正真正銘の「お坊さん」でもある。また、都内に「虚無僧バー」「スジャータ」というBARを2軒経営しており、誰でも1日店長ができる店として、さまざまな有名人やインフルエンサーなどに店長を任せている。BARの名前の由来も仏教からとられている。『大喜利の考え方』(ダイヤモンド社)が初の著書。