イスラエルの戦時内閣は25日夜、停戦に向けてエジプト政府が示した3段階の案を協議するため会合を開いた。イスラエル政府当局者らが明らかにした。ガザでの戦争が11週目を迎えた中、エジプト政府案は、双方に示されたものとしてこれまでで最も包括的な和平案となっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は和平案のコピーを確認。その一部は、イスラエルとイスラム組織ハマスが共に強く反発する内容となっている。和平案では子どもや女性、緊急の治療を必要とする高齢者などイスラエル人の人質を解放するため、まず一時的な休戦を求めるもの。これと引き換えにパレスチナ人の囚人も約140人が釈放される。その後はガザ地区とヨルダン川西岸で、ハマスを含む複数のパレスチナ勢力からなる暫定政府が樹立される段取りとなっている。