この冬、ロシアのミサイルや無人機に対してウクライナの防衛を担うのは、何百万ドルもする高機能の米国製地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」から、40年前の突撃銃を手にした2児の母親まで多岐にわたる。ロシアは広く予想されていたインフラへの爆撃を開始し、昨冬に大規模な停電を引き起こし、アパートを跡形もなく破壊した作戦を再び展開している。ウクライナは現在、多種多様な層から成る防空態勢を整えている。ソ連時代のシステムと、西側諸国から供与されロシア最良のミサイルを破壊できるハイテク装備のほか、ロシアが何十機もまとめて送り込んでくる長距離無人機に狙いを定める母親のスビトラーナ・ルーダさんのような志願した人たちで構成される隊も存在している。
ウクライナ防空の内実:パトリオットに2児の母
世界で増す防空の重要性、実験場と化すウクライナ
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