“売れるニッチ”とは何か?

多くの人は「ニッチ」というと、「限られたマニア向け」「あまり売れない」といった先入観を抱きがちですが、私の考える「好き」を商品に変えたものは「広く受け入れられるもののなかにあるニッチ」です。

だからこそ、最初にお客さんの欲求(ニーズ)を考えて当てはめていくのです。その点、楽天の商品カテゴリーが存在するジャンルは、「すでに広く受け入れられている」という証拠ともいえます。

そのすでに存在する市場のなかでニッチを狙い、ほかにはない自分ならではの「商品価値」を提供することができれば、小規模事業主にとっては大きな売り上げを見込めると考えられるのです。

売れ筋商品のランキングは
商品アイデアの源泉

さらに、ランキングをチェックしていると、ニッチな商品のアイデアも浮かびやすくなります。

たとえば、Tシャツ1枚にしても「こんな色があったらほしいと思う人がいるんじゃないかな」「子ども用をつくったらいいかもしれない」などと思いつくかもしれません。

キッチングッズだったら、「キャンプでも使えるようにアレンジしたらいいかも」「男性も使えるように落ち着いた色にするのはどうだろう」などとアイデアが広がっていくでしょう。

有料ツールより無料のランキング
のチェックが基本

私は今でも、ランキングは毎日チェックしています。

以前は、日本の主要ECモールの販売データを分析して報告してくれる「ニント」というツールを導入して、他店の売り上げをチェックしていました。

でも、月々5万円以上かかる費用を考えると、結局、無料でチェックできるアマゾンや楽天のランキングをチェックしていればいいと気づき、「ニント」は解約したのです。

POINT 広く受け入れられる商品カテゴリーの中で「ニッチ」なところを攻めましょう

※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。