2023年は投資で失敗しようのない年だった。株式市場以外に投資先がないと思われた数年を経て、より取り見取りの23年となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げを受け、安全資産の利回りは数十年ぶりの高水準に達した。投資家はすぐに飛びつき、長らく忘れられていたような市場の一角にまで資金が殺到した。投資家は今、あらゆるものを買いあさっている。資金は世界の市場の隅々に行き渡り、株式から債券、金、暗号資産(仮想通貨)まで幅広い商品が値上がりした。高リスクの社債も買われ、利回りは1年ぶりの低水準となった。ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによると、2023年は株式と債券を6対4で運用したリターンが17%と大きく改善し、2019年以来の高さとなる見通し。
米投資マネー、2023年はどこへ向かったか
チャートが示す投資の変化 2023年は投資で失敗しようのない年だった。
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