人は往々にして、収入が数段上がれば、人生が向上すると考えがちだ。それはある程度正しい。日々の気分と長期的な人生の満足度の両方において、収入と幸福度の間には相関性があることが多くの研究で明らかになっている。収入が多ければ、多くの人が必要なものを買う余裕ができる。また、平均して、金銭的に豊かな人ほど幸せだと申告している。では、幸せになるためには、私たちはあとどのくらいお金が必要なのか。金融サービス会社エンパワーの新たな調査で、約2000人を対象にこの質問を投げかけた。その結果、ほとんどの人が満足感を得るにはかなりの収入アップが必要だと答えた。回答者の年収中央値は6万5000ドル(約930万円)で、満足感が得られてストレスが減ると答えた年収中央値は9万5000ドルだった。年収中央値が25万ドルの最高所得者層の人たちの回答の中央値は35万ドルだった。
幸せはいくらで買えるのか?
人は満足感を得る手段としてお金を重視し過ぎる傾向がある
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