楽天のプロ講師が教える“1年半無収入”からの大逆転ノウハウ初公開!】ネットショップを運営した経験はゼロ。なのに、なぜ急にネット通販をするようになったのか? 1日の終わりにワインを飲むのが好きで、その「好き」が高じて、無謀にも仕事をやめて、新たに「ワインを仕事にする!」と決めた。限りある人生、どうせなら「好きなことを仕事にしたい」というだけの理由だった。それが開業して3年後には年商3400万円、5年後には年商6500万円、いまは年商7億円超にまで成長! 開業資金ゼロ・在庫ナシでもOK、さらには週1回(もしくは月1回)パソコンを開くだけでも稼げる方法がある。限りなくゼロに近いリスクで、自分の「好き」を仕事にするノウハウを初公開&全公開した話題の書『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。

【好きなことでお金を稼ぐ】副業や独立に事業計画書はいらない? 武器になる実践的な数字思考Photo: Adobe Stock

成功に向かって
全力で逆走する?

数字や会計というと、「苦手なんですよ……」と、すぐに拒否反応を示す人が少なくありません。

会社の経営者でさえ、「数字はすべて税理士さんにお任せ」というケースが少なくないのも事実です。

でも、自分の事業の数字に関心を持たないのは、成功に向かって全力で逆走しているようなものです。

数字で現状を把握する

もし売れば売るほど赤字になる商品を全力で売っていたとしたら、これほど無意味なことはありませんよね。

幸いなことに私は以前、財務や会計の仕事をしていたため、数字に対する拒否感はありませんでした。

だからこそ、状況を数字で把握して対策を打つこともできます。もちろん、数字を把握するだけで成功できるわけではありません。

計画どおりに
進むことはない

しかし、自分のショップの運営状況をきちんと把握するうえで、数字は武器になります。数字は客観的に現状を表しているからです。

ショップをはじめようとするときには、念入りにつくり上げた「事業計画書」が必要とされていますが、私は必ずしもそうではないと思っています。

どれだけ数字を練り上げて将来を予測したとしても、その通りに事業が進むことはほとんどないからです。私自身もそうでしたし、ほかのショップ運営者に聞いても、同じようにいう人が多いです。

架空の未来の数字より
現実に即した数字が大事

どのくらいの利益を得たいのかを念頭に置きつつ、まずはその数字に向かって一歩踏み出し、あれこれと修正しながら進んでいくほうがよほど有益です。

実際に役に立たない“架空の数字”に、振りまわされる必要はありません。

逆に、事業展開しながら収入と支出、手元資金など、現実に即した数字を把握することは、とても大事です。

利益を確保することが大事

私は、ムリに数字を好きになってほしいわけでも、難しい会計の用語や知識を覚えてもらいたいわけでもありません。ただ、私がこれまでの12年間、「好き」を仕事にして成長してきた経験から、必ず押さえておきたい数字はあります。

多くの場合、個人で事業をはじめると、「今の給料と同じくらい収入を得られるようになればいいな」「今の生活費くらいの利益が残ればいいな」など、今の収入や生活費をベースに利益を考えがちです。

でも私は、商品の原価をベースに「この商品ならどれくらい稼げるか」を算出して、利益を確保することが大事だと思っています。

数字を味方につける

「それって、どういうこと?」と思われたかもしれませんね。

数字に関して知っておくべきことは、拙著『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』181ページからのSTEP6で詳しく説明しますが、とにかく必要な数字を知り、味方につけることで、「好き」を商品にしたショップが成功する確率が格段に高まることだけは、この時点で知っておいてほしいです。

POINT ショップ運営にまつわる数字を押さえておくことで経営を効率化しましょう

※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。